竹島水族館 (愛知県蒲郡市)


リニューアルオープンしたローカル水族館へ

新しくできた「深海大水塊水槽」。水槽の裏に回るとタカアシガニを下から観察できるようになっている
新しくできた「深海大水塊水槽」。水槽の裏に回るとタカアシガニを下から観察できるようになっている

「竹島(たけしま)水族館」は、愛知県蒲郡市にある市立の水族館。正式名は蒲郡市竹島水族館です。これまで日本で4番目に小さなローカル水族館でしたが、2024年にリニューアルオープンして面積が2倍に拡大しました。リニューアルで入場料も値上がってしまいましたが、地元に根差したアットホームな雰囲気は相変わらずで、つい応援したくなる蒲郡の人気観光スポットです。ライダーにとっても水族館見学は新鮮な体験だし、名古屋からも近いし、寒い時期のショートツーリングの目的地として竹島水族館はおすすめ。


おすすめコース

名古屋からなら、まずは高架になっているR23バイパスに入って蒲郡市へ。R23バイパスの蒲郡ICで三河湾オレンジロードに降りたら、3.6kmほど南下。そして竹島園地交差点で右折すれば、すぐ先が竹島水族館。バイクを水族館前の無料バイク置き場に停め、竹島水族館を見学。そのあと、近くの竹島園地まで歩いて「ガマニ塩湖」を撮影。昼食なら再びバイクに乗り、1.3kmほど東にある「山車蔵」で穴子海老天丼など。片道約62kmの日帰りコース。


土日などライダーの姿も多いR23バイパス
土日などライダーの姿も多いR23バイパス

R23バイパスで蒲郡ICまで

名古屋方面から蒲郡へ行くならR23バイパスで行くのがスムーズ。高架になっていて交差点もなく、高速道路のようにノンストップで蒲郡まで行けます。しかも無料。ただし、原付一種は通行不可なので51cc以上のバイクで利用してください。ちなみにR23バイパスは2025年3/8(土)に蒲郡IC〜豊川為当IC間が開通予定で、開通すると豊橋市までノンストップで行けるようになりますが、便利になる分、交通が集中して渋滞が多くなるかもしれません。

竹島水族館前のバイク置き場(水色のエリア)
竹島水族館前のバイク置き場(水色のエリア)

三河湾に向かって南下

蒲郡ICで三河湾オレンジロードに降りたら、あとは三河湾に向かって真っ直ぐ南へ走れば竹島園地交差点に出ます。そこまで走れば竹島水族館は目立つのですぐに見つかるはず。バイクは観光バス専用駐車場手前の自転車・オートバイ駐輪場に置いてもいいし、竹島水族館前にあるバイク置き場に停めてもOK。どちらも無料です。ちなみに蒲郡は冬でも比較的温暖で、路面凍結の心配もなくライディングできるエリアなので、寒い時期でも気軽にバイクで遊びに行けます。

リニューアルした竹島水族館。休館日なし
リニューアルした竹島水族館。休館日なし

たまには水族館もいい

入場料1200円を払ってさっそく入場。タカアシガニの巨大水槽をチェックしたり、カピバラやアシカ、コツメカワウソなどの水辺の生き物に癒されたり、ウツボやオオグソクムシを眺めたり・・・普段、見たことのない生き物を見るのはライダーとしても新鮮な体験です。また、解説プレートのほとんどが担当飼育員の手作りで、さかな愛にあふれる手書きのポップなどを読んで回るのも楽しかったりします。このあたりは以前のアットホームな雰囲気のままでいい感じ。


蒲郡で見つけた
穴子(あなご)はサクサク、海老もプリプリで美味しい。山車蔵の穴子海老天丼
穴子(あなご)はサクサク、海老もプリプリで美味しい。山車蔵の穴子海老天丼


スマホをモニュメントの台座ぎりぎりに近付けるとガマニ塩湖が現れる
スマホをモニュメントの台座ぎりぎりに近付けるとガマニ塩湖が現れる

ガマニ塩湖に、海の幸も味わってみる

水族館を出たら、そのまま歩いて竹島園地まで行き、蒲郡のシンボルである竹島を観光。せっかくなのでSNSで話題の「ガマニ塩湖」の写真も撮ってみます。有名なウユニ塩湖のリフレクションのような写真が撮れるのでシャレでガマニ塩湖。実は海岸にあるモニュメントの黒い台座の鏡面を利用しているだけですが・・・。

 

昼食なら再びバイクに乗って1.3kmほど東にある天ぷら専門店・山車蔵(やまぐら)でランチ。駐車場がないので近くにある八剱(やつるぎ)神社の境内に停めて参拝し、そのまま歩いて来店する人が多いです。見た目インパクト大の穴子海老天丼(2000円)などが人気。水族館見学の後はやっぱり海産物系の食事で決まりでしょう。


タカアシガニやオオグソクムシなどに触れられる「さわりんプール」も健在。レアな体験をできるのも竹島水族館の魅力
タカアシガニやオオグソクムシなどに触れられる「さわりんプール」も健在。レアな体験をできるのも竹島水族館の魅力