昼神温泉 (長野県阿智村)


行き帰りのルートが楽しい昼神温泉ツーリング

阿知川に沿って昼神温泉郷の旅館が続く。恩出橋(おんだしばし)からの眺め
阿知川に沿って昼神温泉郷の旅館が続く。恩出橋(おんだしばし)からの眺め

昼神温泉(ひるがみおんせん)は、長野県南部の阿智村にある温泉地。1973年に発見された比較的新しい温泉地ですが、名古屋エリアからのアクセスがいいことから人気の観光スポットとなっています。村営の日帰り専用入浴施設もあるので、もちろん温泉ツーリングが楽しめますが、ライダーとしては昼神温泉までのR153、そして昼神温泉からのR256を走るのが楽しい! 緑の中に続く信号のないワインディングロードを満喫できるのが、昼神温泉ツーリングの一番の魅力です。


おすすめコース

名古屋からなら、猿投グリーンロードを終点まで走ってR153に入ったら、あとは延々と飯田方面へ走るだけ。R153を80kmほど進むと、阿知川を渡ったところにR256に左折する分岐点があるので、ここを左へ。すると800mほどで昼神温泉に到着。昼食なら温泉郷内のそば処で名物の蕎麦など。せっかくなので無料の足湯にも浸かって温泉気分を堪能。昼神温泉の赤い橋の前までバイクで散策したら、帰りはR256を走って妻籠宿経由で名古屋へ。往復約230kmの日帰りコース。


大きく弧を描いた橋梁。眺めも気分もマル
大きく弧を描いた橋梁。眺めも気分もマル

ライダーに快適なR153で長野県へ

まずはR153で飯田方面へ向かって快走。信号もほとんどなくハイペースで流せます。香嵐渓、伊勢神トンネル、道の駅どんぐりの里いなぶ、とツーリングの定番ポイントを次々に越えて長野県へ。標高も高くなり、辺りはすっかり山々に囲まれた風景に変わります。長野県に入ると、谷を渡る橋梁部分がいくつも出てきて、そこはまるで緑の中に続く空中回廊。大きなコーナーをバンクして走っていくライダー達のシーンが素敵です。つい飛ばしたくなりますが、山々の緑と青空を楽しむ余裕を持って安全運転でどうぞ。

R153にある大きなヘアピンカーブを下る
R153にある大きなヘアピンカーブを下る

昼神温泉までひたすら走る

R153のワインディングロードを一気に80kmほど走り切ると、R153からR256に分岐する交差点が出てくるのでここで左折。信号のない分岐路なので、見落とさないようにしてください。R256に入ればもうそこが昼神温泉の入口。ちなみに、昼神温泉のある阿智村は花桃の里としても有名で、4月中旬から5月中旬は昼神温泉とその奥にある月川温泉が紅白ピンクの花桃で彩られ、とても絵になります。ただ、この時期は観光客のクルマで渋滞するので、ライダーとしては春の花桃の時期は外した方がいいかも。

3人前せいろそばなども人気のそば処
3人前せいろそばなども人気のそば処

温泉郷をあちこち散策

昼神温泉郷に入ったら、バイクは朝市広場に駐輪。無料です。ここには足湯「ふれあいの湯」があるので、目の前の阿知川のせせらぎを聞きながら、さっそくツーリングで疲れた足を癒すのもアリ。本格的に入浴を楽しみたいなら、村営の入浴施設「湯ったり〜な昼神」がR256沿いにあるので便利です。日帰り専用温泉で入浴料620円ナリ。昼食なら、朝市広場近くのそば処で打ちたての蕎麦をズルル。天ざる(1440円)などが美味いです。昼食が済んだら、恩出橋で阿知川の対岸に渡り、少し上流にある赤い橋までバイクで散策。


昼神温泉で見つけた
無料の足湯でまったり。泉質はぬるっとした強アルカリ性
無料の足湯でまったり。泉質はぬるっとした強アルカリ性
そば処おにひら昼神店の天ざる。打ち立て蕎麦が美味
そば処おにひら昼神店の天ざる。打ち立て蕎麦が美味
元・足湯のあった場所に残された飲泉所もチェック
元・足湯のあった場所に残された飲泉所もチェック


床板や手すりが木製の赤い橋。緑や清流の中で映えていた
床板や手すりが木製の赤い橋。緑や清流の中で映えていた

まだまだ走りの楽しみが続くR256

昼神温泉のシンボル的な赤い橋は歩行者専用。昔はバイクで渡れたのに残念です。ちなみに、この赤い橋の近くにひっそりと飲泉所があって、昼神温泉の源泉が飲めるように流れ出ています。興味のある人は自己責任でお試しを。帰りは、R256をさらに進んで妻籠宿方面に向かいます。R256も信号がほとんどないルートで、またヘアピンカーブが連続するポイントがあったりして、ライダーにとても楽しい道。下りでスピードが出すぎるのに気をつけながら、妻籠宿までの快適なワインディングロードを堪能できます。

帰りは、山の中に続くR256のワインディンロードで妻籠宿まで一気に
帰りは、山の中に続くR256のワインディンロードで妻籠宿まで一気に