伊良湖岬 (愛知県田原市)


早春の渥美半島先端へ

伊良湖岬の先端まで行ってみる。湾曲した浜辺が恋路ヶ浜
伊良湖岬の先端まで行ってみる。湾曲した浜辺が恋路ヶ浜

伊良湖岬(いらごみさき)は愛知県の渥美半島の先端にある岬。ここは愛知県南端の場所で冬でも比較的温暖だし、春もひと足早く訪れます。伊良湖岬にある伊良湖岬灯台や、恋路ヶ浜は観光名所だし、なにより普段、海を見慣れていないライダーにとっては目の前に広がる太平洋のシーンがとても新鮮で感動モノ。愛車との記念写真が映えるスポットもたくさんあるので、バイクを購入したら一度は行っておきたいツーリングスポットのひとつです。


おすすめコース

名古屋からなら、まずは名古屋ICから東名高速道路で音羽蒲郡ICまで45kmほどを一気に。音羽蒲郡ICでR1に降りたら、8kmほど進んで今度はR23(豊橋バイパス)へ。R23を13.5kmほど東進したら大崎ICでR259に降りて、渥美半島の中央部を12kmほど西進。そして大久保南交差点で左折して県道28でR42に突き当たるまで太平洋側に進み、あとはR42で伊良湖岬方面へ。途中、太平洋ロングビーチや日出の石門をチェックしながら23.5kmほど走れば伊良湖岬の恋路ヶ浜駐車場に到着。片道約110kmのコース。


道路脇から眺める太平洋ロングビーチ
道路脇から眺める太平洋ロングビーチ

高速とバイパス道路を使って一気に

愛知県内といっても渥美半島の先端まで走るとなるとけっこう時間がかかるので、東名高速道路を使ってアクセス時間を短縮するのがベター。また、R23(豊橋バイパス)も信号機の無いルートなのでおすすめです。ただし、原付(50cc以下)は通行不可。大崎ICでR23を降りたら、R259、県道28経由でR42へ。するとすぐに太平洋ロングビーチの看板が出てくるので、ちょっと海岸に寄り道してみます。ここで初めて太平洋が目の前に・・・。青い空と海が広がる開放感いっぱいの風景にツーリング気分が盛りがってきます。

堀切町海岸と日出の石門(岸の石門)を見下ろす
堀切町海岸と日出の石門(岸の石門)を見下ろす

日出の石門を上から見る

太平洋ロングビーチからR42に戻り、そのまま渥美半島先端を目指して走っていくと、観光名所の日出の石門(ひいのせきもん)があるのでチェック。坂道になったR42沿いに無料駐車場があるのでバイクを停め、歩いて崖を下っていくと巨岩の上に出られます。ここから渥美半島を振り返って眺める景色は最高。ドローンのような視点で、どこまでも続くような堀切町海岸と太平洋の広大なシーンが見下ろせます。ちなみにすぐ足元に見える大岩が、波の浸食で穴が開いて門のようになっている日出の石門。

恋路ヶ浜の端から伊良湖ビューホテルを振り返る
恋路ヶ浜の端から伊良湖ビューホテルを振り返る

R42を進んで伊良湖岬に到着

伊良湖ビューホテルのある小山を回るといよいよ渥美半島の先端、伊良湖岬が見えてきます。白い波が打ち寄せているのが恋路ヶ浜(こいじがはま)。ここに広い無料駐車場があるのでバイクを停め、さっそく恋路ヶ浜の波打ち際を散策してみます。繰り返し打ち寄せる波が砂浜で白い泡になって足元に広がるのを眺めていると、時間を忘れてしまいそう。昼時なら、駐車場北側に並ぶ食事処で名物の大あさりを使った焼大あさり定食などでランチ。平日なら割と空いています。


伊良湖岬で見つけた
恋路ヶ浜駐車場にある幸せの鐘。青い海をバックにカ〜ン
恋路ヶ浜駐車場にある幸せの鐘。青い海をバックにカ〜ン
打ち寄せる波を避けながら恋路ヶ浜を散策してみる
打ち寄せる波を避けながら恋路ヶ浜を散策してみる
萬八屋の焼大あさり定食(1430円)。焼きたてでプリプリ
萬八屋の焼大あさり定食(1430円)。焼きたてでプリプリ


通称・エグザイル風車と呼ばれる5連風車と直線道路
通称・エグザイル風車と呼ばれる5連風車と直線道路

絵になるスポットを探してパシャ

せっかくなので、恋路ヶ浜からさらに遊歩道を進んで、伊良湖岬先端近くの伊良湖岬灯台まで行ってみます。高さ15mの白い灯台は伊良湖岬のシンボル。ナゴヤンライダーなら一度は訪れておきたい場所です。駐車場まで戻ったら、帰りは三河湾側をはしるR259を使ってR23の大崎ICに進みますが、その前に三河湾沿いの西ノ浜に回って、西ノ浜風力発電所前の直線道路を体験しておきます。行き止まりでUターンすることになりますが、4kmほど真っ直ぐに続く道と白い5連風車、そして青い海と空が絵になって、ここも絶好の撮影スポットなのです。

伊良湖岬のシンボル、伊良湖岬灯台。海に浮かぶのは三重県鳥羽市の神島
伊良湖岬のシンボル、伊良湖岬灯台。海に浮かぶのは三重県鳥羽市の神島