笠置山へ (岐阜県恵那市)


バイクで行ける標高1000m超えの絶景スポット

知る人ぞ知る恵那の絶景スポット、物見岩。見た目通り危ないので転落等注意
知る人ぞ知る恵那の絶景スポット、物見岩。見た目通り危ないので転落等注意

笠置山(かさぎやま)は、岐阜県恵那市北部にある標高1128mの独立峰。山頂付近には物見岩と名付けられた巨岩があって、その上に登ると東濃エリアを空の上から見下ろすような素晴らしい景色が広がっています。そしてユニークなのが、この標高1000m超えの物見岩のすぐそばまでバイクで行けてしまうところ。この時期、落ち葉でタイヤが滑りやすい登山道ですが、すべて舗装道路なのでゆっくり走れば大丈夫。暖かいウエアを着込んでバイクで絶景スポットを目指してみて下さい。


おすすめコース

名古屋からなら、まずはR19を使って岐阜県へ向かい、恵那市に入ってすぐの向流交差点でR19を外れ、R418に入って北上。そして木曽川を渡って県道412経由で県道68に進んだら、マップを参照に笠置山の登山道へ。「望郷の森」の案内看板等を目印に望郷の森キャンプ場まで登ったら、さらに奥へとつながるマップに表示されていない舗装路を進むと物見岩駐車場に到着。バイクを降りたら物見岩に登って景色を堪能し、時間があれば山頂にある笠置神社周辺の散策も。名古屋から片道約75kmのコース。


県道68から登山道へ向かう気持ちの良い山道
県道68から登山道へ向かう気持ちの良い山道

近場の笠置山へショートツーリング

R19で恵那市に入ったら、R418、県道412、県道68経由で笠置山登山道に進みます。登山道に入るまでは広めの道で快適に走れるのでしっかりツーリング気分を満喫。近場の笠置山なら2時間もかからずにふともまでやって来れるので、少し日が高くなってから家を出てもOK。ただ、登山道の入口が分かりにくいし、その後、いくつかの分かれ道があって迷いがちなので事前にマップでよく確認しておいて下さい。迷ったら、分岐点に設置されている「望郷の森」や「笠置山クライミングエリア」への案内看板等を目印に。

登山道は狭いし、見通しが悪いので注意
登山道は狭いし、見通しが悪いので注意

バイクで笠置山登山に挑戦

登山道はクルマのすれ違いが難しいほど狭いので、慎重に進みます。また、この時期、落ち葉が多くタイヤが滑るので、低速走行に自信の無いビッグバイクライダーは要注意。オフロードバイクや足つきの良い小排気量バイクなら全然平気でしょう。クルマでももちろん登れます。登山道を8.5kmほど走って笠置山クライミングエリアまで進むと大岩展望台があるので、巨岩で出来た展望台の上に登って眺望をチェック。この山腹位置でもかなりの絶景でオススメなのですが、パイプで組まれた簡易はしごで巨岩に登るのがちょっと怖いです。

駐車場から物見岩まで歩いてすぐの距離
駐車場から物見岩まで歩いてすぐの距離

標高1000m超えの物見岩の上へ

マップで示された登山道の終点が望郷の森キャンプ場。でも、さらに舗装路が続いているのでその先に進むと標高1091mの物見岩駐車場に到着します。駐車場も舗装がされていてトイレもアリ。バイクを停めたらさっそくすぐ近くの物見岩に登って、絶景スポットからの眺めを体感してみます。眼下に広がるのは東濃エリアの大パノラマ。思った以上に上空からの視点で感動します。うっかり足を踏み外さないように気をつけながら登山の記念写真をパシャ。弁当を持ってきてここでランチ、なんてのも最高です。


笠置山で見つけた
ここが笠置山の頂上、1128m地点にある笠置神社
ここが笠置山の頂上、1128m地点にある笠置神社
笠置神社裏手にあるくぐり岩。近くにはヒカリゴケも
笠置神社裏手にあるくぐり岩。近くにはヒカリゴケも
県の天然記念物、金緑色に光るヒカリゴケ発見!
県の天然記念物、金緑色に光るヒカリゴケ発見!


しっかりした階段があって登りやすい物見岩
しっかりした階段があって登りやすい物見岩

くぐり岩やヒカリゴケを探してみる

物見岩を降りて、時間と体力があれば400mほど歩いて笠置神社にお参り。ここが標高1128mの山頂です。また、社殿裏手の崖下には巨岩がいくつもあって、岩の隙間を潜れるくぐり岩や、岩の洞窟の中に自生している珍しいヒカリゴケなどもあるので、興味のある人はぜひ。ヒカリゴケのある場所は分かりにくいので、ちょっとした宝探しの気分でチャレンジしてみて下さい。帰りは登ってきた南側ルートの登山道をまた下ってもいいし、望郷の森キャンプ場を出たところから北に進んで北側ルートの登山道を下る手もアリ。どちらも県道68に出られます。

これは山腹の大岩展望台からの眺め。物見岩からの絶景は現地でお楽しみを
これは山腹の大岩展望台からの眺め。物見岩からの絶景は現地でお楽しみを