EVENT REPORT
中部地区の様々なイベントをレポート


2017MFJ全日本トライアル選手権第6戦中部大会

2017年10月9日 更新


ガッチ地元優勝! そしてシリーズ5連覇へ 2017.10/8(日)開催

超激ヒルクライムの第6セクションも見事クリーンでキメた小川選手(IASクラス)
超激ヒルクライムの第6セクションも見事クリーンでキメた小川選手(IASクラス)

10/8(日)、晴天となったキョウセイドライバーランド(愛知県岡崎市)で、2017MFJ全日本トライアル選手権第6戦中部大会が行われました。今回は、スムーズな競技進行のためにあえて少し短めに設定されたセクション(採点区間)と絶好の路面コンディションの影響で、各クラスともクリーン(減点0)はもう当たり前、ミスをした方が負け、というハイレベルな展開に・・・。そんな中、三重県出身で現在4年連続のシリーズチャンピオン、ガッチこと小川友幸選手が総合減点7のみという見事な走りでフィニッシュ! トップクラスであるIAS(国際A級スーパー)クラスで今期4勝目をゲットしました。この地元での嬉しい優勝で、小川選手はポイントラインキングでのリードをさらに広げ、次戦最終戦で決まるシリーズチャンピオンにぐっと近づく結果となりました。


観客のすぐ目の前で繰り広げられる競い合い
観客のすぐ目の前で繰り広げられる競い合い

想像できないすごさを目の当たりに

日本最高レベルのトライアルの競い合いが都市部に近い岡崎で観ることのできるこの中部大会。今回も2,900人が来場し、その信じられないようなマシンコントロールを選手達のすぐ間近で観戦しました。たとえば山肌に作られた超激ヒルクライムの第6セクションなどは、首が痛くなるほど見上げる崖の頂上がゴール。ここをトップ選手たちが足もつかずに駆け登ると、思わず「オ〜ッ」という歓声が・・・。そして巻き起こる大拍手。途中で失速したらマシンと一緒に崖下まで転落しかねない状況を前に「選手はすごい怖いよね」、「いや、恐怖なんてもう感じていないレベルだろ」と想像外のシーンに驚く観客の声も聞こえてきました。こんな生の迫力を追って観客たちは1周約3kmのコースに設けられた12のセクションを移動し、トップクラスの選手たちの技を堪能。

IASクラス2位の野﨑選手。一旦は小川選手を逆転
IASクラス2位の野﨑選手。一旦は小川選手を逆転

いかに自分のミスをなくすかが勝負

IASクラスでは、地元・三重県出身の小川友幸選手が1ラップ目から好調な滑り出し。「今日は神経戦になると思っていました。オールクリーンになってもおかしくないと・・・」。その言葉通り、小川選手は1ラップ目の12セクションを終えて減点はわずか1。マニアな観客からは「ガッチはマシンを信頼して開けているのが分かる。こりゃ〜今日はガッチだな」と早くも小川選手優勝の予想。しかし2ラップ目、「1ラップ目が良かったので守りに入ってしまった」と振り返る小川選手は、2つのセクションでイージーミス。これが響いて、2ラップ目前半時点で野崎史高選手(埼玉県)にトップを譲ってしまいました。逆転されたのは分かっていたという小川選手ですが、後半はいかに自分のミスをなくすかだけに集中して2ラップ目も減点5に抑え、野崎選手を再び逆転して最終のSS(スペシャルセクション)へ。

超難度のSSにチャレンジする黒山選手は3位入賞
超難度のSSにチャレンジする黒山選手は3位入賞

小川選手の集中力が際立っていた

IASクラスだけに用意された2つのSSは、巨大なタンクに飛び乗ったり、コンクリートや巨大タイヤでできた超難度の人工セクションに挑む今大会のクライマックス。垂直のコンクリートにほとんど助走なしでジャンプするなど、成功率のとても低い難関ばかりのこのSSでも小川選手は落ち着いて減点1でフィニッシュ。一方、4点差で追っていた野﨑選手はSSで減点6を出してしまい、この結果、IASクラス優勝は小川選手に決定です。野﨑選手は2位、そして3位にはシリーズポイントで小川選手を追っている黒山健一選手(兵庫県)が入りました。またこの結果で、小川選手は黒山選手に大きく12ポイント差をつけて最終戦に臨むことになりましたが、「最後も勝ってシリーズチャンピオンを決めたい」と、早くもシリーズ5連覇に向けての集中を高めているように見えました。

今シーズン最多の7選手がチャレンジしたレディースクラス、華やかな表彰風景
今シーズン最多の7選手がチャレンジしたレディースクラス、華やかな表彰風景
セクション観戦ツアーでSSの難関、173cmの垂直のコンクリートを体感
セクション観戦ツアーでSSの難関、173cmの垂直のコンクリートを体感
トライアル普及の一環としてキッズ用電動トライアルバイクの試乗会も行われた
トライアル普及の一環としてキッズ用電動トライアルバイクの試乗会も行われた

巨大なタンクに飛び乗る。見応えあるSS
巨大なタンクに飛び乗る。見応えあるSS

来年もまたキョウセイドライバーランドで

その他の結果は・・・。IA(国際A級)クラスは永久保恭平選手が現在シリーズラインキングトップをいく氏川政哉選手を抑えて優勝、表彰台の上で「神経戦でしたが優勝できて嬉しいです」。IB(国際B級)クラス優勝は、「1ラップ目の時点でこのままでは負けると思って2ラップ目にベストを尽くしました」という磯谷郁選手がゲット。磯谷選手はこれが嬉しい初勝利でした。そして昨年新設されたレディースクラスでは、初代シリーズチャンピオンの西村亜弥選手がやはりこの第6戦でも強さを見せつけ優勝。西村選手は今シーズン1戦目から連勝していて、すでに第5戦時点でレディースクラスのシリーズチャンピオンに決定しています。また、OTオーバー50クラスでは喜岡修選手が、OT125クラスでは清水寧郁選手がそれぞれ1位という結果になりました。


  • 会場/キョウセイドライバーランド(愛知県岡崎市)
  • 主催/中部モーターサイクルスポーツ協会(MFJ中部)
  • 主催協力/MFJ中部トライアル部会
  • 後援/中日新聞社、一般社団法人 日本二輪車普及安全協会
  • お問い合せ先/中部モーターサイクルスポーツ協会 愛知県名古屋市昭和区 TEL052-882-8190