EVENT REPORT
中部地区の様々なイベントをレポート


第48回二輪車安全運転愛知県大会

2017年5月21日 更新


緊張するけれど、貴重な体験の競技会 2017.5/20(土)開催

一般Bクラスで初優勝した和田さん。千鳥走行の狭い旗門を慎重にクリア
一般Bクラスで初優勝した和田さん。千鳥走行の狭い旗門を慎重にクリア

5/20(土)、快晴の愛知県運転免許試験場で第48回二輪車安全運転愛知県大会が行われました。これはライダーに運転技術と交通法規遵守意識を高めてもらい、二輪車事故を防ぐことを目的として愛知県交通安全協会等が毎年開催している「安全運転競技会」。持ち点1000点からの減点方式で技能走行と法規履行走行が審査され、各クラスの優勝者が決まります。今年は29名のライダーが会場に愛車を持ち込み、その安全運転技術を競い合いました。1台ずつ特設コースを走行して審査されるなか、緊張して普段の力を発揮できなかった初参加のライダーも多かったですが、常連のベテランライダーもイージーミスで大きく減点されてしまったり・・・。やはり、審査されるというシチュエーションは想像以上に緊張するようでした。


急制動を範囲内にきちっと止めて、審査員が大きくマル
急制動を範囲内にきちっと止めて、審査員が大きくマル

ベテランライダーでもプレッシャーを感じてしまう

開催クラスは一般Bクラス(401cc以上)、一般Aクラス(126cc〜400cc)、女性クラス(125cc以下)、年少者クラス(50cc以下)の計4クラス。午前中、まずは会場に作られた技能コースを使って、急制動や一本橋、千鳥走行、ブロックスネーク、パイロンスラロームなどの課題に一人ずつチャレンジ。基準タイムの設定などもあってどれも難易度が高いのですが、今回特に苦戦が目立ったのは低速バランスの千鳥走行。昨年の一般Bクラス優勝者や常連のベテランライダーでさえ旗門を回り切れずに脱輪したり、足つきをしたり・・・。「やはり緊張しますから」、ということでしたが、力量のあるライダーでも良い成績を目指そうと気負うと思わぬミスをしてしまう様子。

こちらは女性クラス優勝の浮辺さん。ブロックスネークで
こちらは女性クラス優勝の浮辺さん。ブロックスネークで

午後からは法規コースで競技スタート

技能コースでも安全確認や停止位置など法規に則った走行が求められるのですが、午後からの法規コースではさらにライダーの法規を守って走る能力がシビアに問われました。たとえば横断歩道前に駐車されたクルマの脇を通過するという個所では、いったどういう風に安全を確認して通過すれば「正しい」のか、ライダーたちを悩ませていました。そんな中、一般Bクラスでは上位3名がみごと法規コースを減点無しでフィニッシュ。そして午前中の技能コースでの得点で差をつけたZRX1200Rに乗る和田力さん(大口町)が、総合得点965点でこの一般Bクラス優勝という結果に・・・。「他の人が失敗した千鳥走行をうまく走れたのが良かったです」という和田さん、3回目の出場で嬉しい初優勝でした。

しっかり安全確認をしつつ、駐車のクルマ脇を通る
しっかり安全確認をしつつ、駐車のクルマ脇を通る

がんばって結果が出れば最高に嬉しい

続く一般Aクラスでは、同じく技能コースの千鳥走行をきれいにクリアし、総合得点で2位以下を大きくリードしたCB400SFの中山陽介さん(岡崎市)が915点で優勝。中山さんはこれで一般Aクラスで3年連続の優勝でしたが、それでも、「法規コースでどこを40点減点されたんだろう」と、成績発表のあとも気を引き締めていました。また、女性クラスでは、ジョグに乗る浮辺詩織さん(名古屋市中川区)が、総合得点965点という高得点で優勝。「法規をがんばりました」、と教えてくれた浮辺さんも法規コース減点ゼロ、そしてこれで女性クラス5回目の優勝です。最後に、年少者クラスでは、今回初参加というアドレスV50の田村優基さん(一宮市)が総合得点825点で優勝。「緊張しましたが、いい経験でした」、と初めての参加で優勝できてニコリ。

年少者クラス優勝の田村さん。クルマの免許で原付に乗っての参加
年少者クラス優勝の田村さん。クルマの免許で原付に乗っての参加
法規コースを走るライダーたちに審査員室から厳しいチェックが入る
法規コースを走るライダーたちに審査員室から厳しいチェックが入る
競技後は白バイ隊員の先導でスラロームコースの体験走行を楽しんだ
競技後は白バイ隊員の先導でスラロームコースの体験走行を楽しんだ

左から女性クラス、年少者クラス、一般Aクラス、一般Bクラスの優勝者のみなさん
左から女性クラス、年少者クラス、一般Aクラス、一般Bクラスの優勝者のみなさん

近頃は、自分の走りを審査されるとか、レースで競い合うとかのシビアなイベントは敬遠される傾向にあるようですが、今大会のように、緊張の中でバイクを走らせるというのは誰でも出来るわけではない貴重な体験・・・成績が良くても悪くても、競技が終わり、プレッシャーから解き放たれてホッとした表情の参加者たちが少しうらやましく思えました。二輪車安全運転愛知県大会は、毎年この時期に開催されるので、来年はあなたもこの「貴重な緊張」の中で走ってみて下さい。参加資格は愛知県在住または勤務先があるライダーで、参加は無料です。

 

なお、この大会は、二輪車安全運転全国大会の予選も兼ねていて、今回の各クラスの優勝者は8/5(土)・6(日)に鈴鹿サーキットで開催される第50回二輪車安全運転全国大会に派遣される愛知県代表選手に決まりました。


  • 会場/愛知県運転免許試験場(愛知県名古屋市天白区)
  • 主催/一般財団法人 愛知県交通安全協会、愛知県二輪車安全運転推進委員会、(一社)日本二普協 愛知県二輪車普及安全協会
  • 後援/愛知県警察、中部モーターサイクルスポーツ協会、愛知県軽自動車協会、一般社団法人 愛知県自動車会議所、一般社団法人 愛知県自動車整備振興会
  • お問い合せ先/愛知県二輪車普及安全協会 愛知県名古屋市昭和区 TEL052-882-8190