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HONDA VF400F

2018年4月1日 更新


400ccクラス世界初のV4エンジンでチャレンジ

ストリームラインを意識したスタイリングのVF400F。やはりどこかVF250Fっぽい
ストリームラインを意識したスタイリングのVF400F。やはりどこかVF250Fっぽい

VF400F

・水冷4ストロークDOHC4バルブV型4気筒エンジン・排気量399cc・最高出力53ps/11,500rpm・最大トルク3.5kg-m/9,500rpm・車重173kg・1982年モデルのメーカー希望小売価格¥528,000(税抜本体価格)


水冷DOHC4バルブのV4エンジン搭載
水冷DOHC4バルブのV4エンジン搭載

皆一緒のエンジン形式から脱却

1982年に登場した「VF400F」は、400ccクラス世界初となるV型4気筒エンジンを搭載したスポーツモデル。当時、海外でもホンダをはじめ日本のバイクメーカーの並列4気筒バイクが賞賛を浴びていましたが、同時に「日本のバイクはどれも皆同じ」と陰口も叩かれていました。そこでホンダは他社と差別化を図り、またさらなる飛躍のため、新たなエンジン形式であるV型4気筒エンジンにチャレンジしたのでした。V型4気筒は並列4気筒よりもクランク幅が狭くできるのでバンク角が深くできるし、一次振動も低減できるなどのメリットが多いスグレモノ。

インボードディスクもいまいち不評だった
インボードディスクもいまいち不評だった

並列4気筒をしのぐパワーだったのに

VF400Fは、並列4気筒のCBX400Fの48馬力をしのぐ53馬力の最高出力を誇っていました。しかし、デビューしてみると最初は好調だったものの、その後セールスは意外に低迷。V型エンジンというとアメリカンモデルのイメージが根強かった日本では、V型4気筒のスポーツモデルといわれてもまだピンと来なかったようです。また、並列4気筒のカン高いエキゾーストノートに対して低くこもってしまうV4サウンドや、先行発売されたVT250Fと見間違われてしまうスタイリングもライダー受けが悪かった要因。さらには当時のV型4気筒エンジンの整備性の悪さからバイクショップからも敬遠されてしまいました。

どこまでも吹け上がるようなフィーリング
どこまでも吹け上がるようなフィーリング

独特のフィーリングは好き嫌いの分かれるところ

当時のインプレとしては、フラットトルクで加速感があまりなく、実際は速いのだけれど排気音のせいもあって爽快感が薄い、といったものが多く、テコ入れで大幅なディスカウントもされましたが、CBX400Fや翌年発売のCBR400Fの販売台数の方が上回る結果に・・・。1984年にはフルカウルを装着したVF400Fインテグラも追加されましたが、やはりぱっとせず、400ccクラス世界初のV型4気筒バイクはやや期待外れの結果になってしまいました。まずは圧倒的な並列4気筒バイクの人気に跳ね返されたといった感じ。

V4サウンドも好きな人にはたまらない
V4サウンドも好きな人にはたまらない

VF400FからVFR400R、そしてRVFへ

ただ、レースの世界ではVF400Fをベースにしたマシンが1984年の鈴鹿4耐で優勝したりして、レースファンの間ではVF400Fの速さが次第に話題になっていきました。VF400Fは1985年で生産終了してしまいましたが、1986年に登場した後継機のVFR400Rは、レーサーレプリカブームの流れに合わせて徹底的にレーシーに作られ、この頃から一般ライダーからの人気も上昇。さらに1987年の片持ち式スイングアームのVFR400R、1994年のRVFの登場でさらにV4人気は高まっていったのです。初代・VF400Fは、やはりバイク史の中の記念すべき1台、しっかりと記憶しておいてください。