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HONDA VFR400R

2019年4月1日 更新


時代の流れに乗ってブレイク、V4エンジンモデル

1986年デビューの初期型VFR400R(NC21)。この後、NC24、NC30へと進化
1986年デビューの初期型VFR400R(NC21)。この後、NC24、NC30へと進化

VFR400R

・水冷4ストロークDOHC4バルブV型4気筒エンジン・排気量399cc・最高出力59ps/12,500rpm・最大トルク3.7kg-m/11,000rpm・車重163kg・1986年モデルのメーカー希望小売価格¥659,000(税抜本体価格)


カムギヤトレーン採用のV4エンジン
カムギヤトレーン採用のV4エンジン

VF400FからVFR400Rへ

1986年に登場した「VFR400R」は、V型4気筒エンジン・・・いわゆるV4エンジンを搭載した400ccレーサーレプリカモデル。当時、ホンダはレーシングマシンのエンジンを直列4気筒からV型4気筒へと転換していた時期で、V4エンジンの市販車も強力にプッシュしていました。ただ、先代であるVF400Fの頃は、V4エンジン車がなかなかレースで勝てず、一般ライダーの感覚でも、レースなら直4マシンの方が速くてカッコ良いというイメージ。結局、市販車のVF400Fの人気もイマイチのまま、後継機であるこのVFR400Rにバトンタッチしたのでした。

アルミツインチューブフレームを新採用
アルミツインチューブフレームを新採用

レースで圧倒的強さを見せはじめたV4エンジン

VF400FからフルモデルチェンジしたVFR400RのV4エンジンは、カムシャフトをチェーンでなくギヤで駆動させる高性能なカムギヤトレーンを採用。また、高剛性なアルミツインチューブフレームもおごられ、レーシングテクノロジー満載。そしてこの頃になると、TTF-3レースでV4エンジンが圧倒的な強さを見せるようになり、それまでV4エンジンを毛嫌いしていたライダーもようやくV4エンジンを認めるように・・・。時代はレーサーレプリカブームの真っただ中。とにかくレースで勝つバイクが最高だったのです。ということでVFR400Rは時代の流れに乗ってブレイク。

レーシングスーツで乗りたい1台
レーシングスーツで乗りたい1台

意外に乗りやすかったVFR400R

VFR400Rの乗り味はV4エンジンらしく、低速からトルクがあり、それがレッドゾーンまでフラットに続くというモノ。パワーは59馬力もあってぐいぐいと加速するのですが、とても扱いやすく、また車体の取り回しも良かったです。いま振り返ると、シートもダブルシートだし、カウルも大きめで、VFR400Rはレーサーレプリカというより良くできたスポーツツアラーという感じ。しかし、翌年には早くもプロアーム仕様のVFR400R(NC24)にモデルチェンジし、さらに1989年にVFR400R(NC30)へと進化。どんどんそのレーサーレプリカ度と完成度を高めていきました。

レーシーな雰囲気がその気にさせた
レーシーな雰囲気がその気にさせた

はたしてV4エンジンの未来は・・・

最終モデルのVFR400R(NC30)の頃になると、カン高い直4エンジンの排気音より少しくぐもったV4エンジンの排気音の方がレーシーだと思うライダーも増え、VFR400Rはレーサーレプリカの王道モデルに・・・。そして現在、世界最高峰のバイクレース・MotoGPのホンダマシンがV4エンジンであるように、レースシーンでのV4エンジンの速さ・強さは健在です。ただ残念なことに、いまホンダ400ccのラインナップにV4エンジンモデルは無いし、この先、復活する兆しもありません。いまとなっては希少で貴重なV4エンジンのVFR400R・・・バイク史の中に残る名車です。