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HONDA フュージョン

2020年12月1日 更新


ビグスクブームで復活したロングセラーモデル

1986年の初期型。二人乗りでゆったり長距離ツーリングを、というのがコンセプト
1986年の初期型。二人乗りでゆったり長距離ツーリングを、というのがコンセプト

フュージョン

・水冷4ストロークOHC2バルブ単気筒・排気量244cc・最高出力20ps/7,500rpm・最大トルク2.2kg-m/5,500rpm・車重155kg・1986年当時のメーカー希望小売価格¥499,000(税抜本体価格)


リアブレーキは右足のフットペダルで
リアブレーキは右足のフットペダルで

ロング&ローなビッグスクーター

1986年に登場したホンダのフュージョンは、当時のスクーター最長である1,625mmのロングホイールベースと、665mmの低シートが特徴のビッグな250ccスクーター。長く突き出たフロントノーズやリア部のトランク、そしてソファのような座り心地のシートが豪華で、スクーター界のロールスロイスと呼ばれたりもしました。しかし、当時はスクーターにしては巨大過ぎるし、価格も高価だったので若者にはウケず、セールスもパッとしないまま1997年にラインナップ落ち。

豪華なシートを装備したフュージョンSE
豪華なシートを装備したフュージョンSE

ビグスクブームで再販決定

ところが2000年代に入ってヤマハのマジェスティをカスタムして乗るのが若者の間で流行り出すと、大柄な250ccスクーターが人気になってきました。すると、巨大な外車を乗り回すような感覚で、街でフュージョンに乗るのがかっこいいと大注目。その結果、若者がこぞって中古フュージョンを手に入れようとして市場価格が高騰し、フュージョンは一躍、人気絶版車になってしまいました。これを受け2003年、ホンダはフュージョンの再販を開始。こうしてビグスク(ビッグスクーター)ブームの中でフュージョンは復活を果たしたのです。

ショートスクリーン仕様のフュージョンX
ショートスクリーン仕様のフュージョンX

カスタムベースとしてもグッド

巨大で重いフュージョンでしたが、乗ってみると意外に加速が良く、シートは見た目通りの快適さで長時間乗っても疲れないことからツーリングでも好評。足ブレーキのおかげで左手は完全に自由だし、低めのリアシートで二人乗りでも楽々でした。荷物の積載に関しては、リアトランクに一般的なヘルメットが入らないなど使い勝手の悪い点もありましたが、オーナーたちはフュージョンのスクリーンをショートタイプに交換したり、ダブルヘッドライトにしてみたりと、自分好みのカスタムを加えてさっそうと街を流していました。

二人乗りでも楽しく走れるビグスク
二人乗りでも楽しく走れるビグスク

振り返ればロングセラー車

ビグスクブームの中、ホンダはスタンダードのフュージョンに加え、ショートスクリーン仕様のフュージョンXや、さらにカスタムを加えたフュージョンXX等も発売。これらメーカーによるプチカスタム車も評判が良く、ビグスクブームを牽引するモデルになっていきました。そして2007年、まだ人気はあったのですが自動車排出ガス規制の強化でフュージョンは生産終了。それにしても、振り返ればけっこうなロングセラー車になっていたフュージョン・・・バイク史の中で記憶しておきたい1台です。