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SUZUKI ホッパー50

2019年2月1日 更新


モンキーに対抗し、あえなく消えたホッパー

前後にサスペンションを備えたホッパー50、ホイールは前後とも8インチサイズ
前後にサスペンションを備えたホッパー50、ホイールは前後とも8インチサイズ

ホッパー50

・空冷2ストローククランクリードバルブ単気筒エンジン・排気量49cc・最高出力3ps/6,000rpm・最大トルク0.37kg-m/5,500rpm・車重62kg・1974年モデルのメーカー希望小売価格¥72,000(税抜本体価格)


折り畳み式ハンドルは3段階の高さ調整可
折り畳み式ハンドルは3段階の高さ調整可

レジャーバイク市場にスズキも参入

ホッパー50は1974年に登場したスズキの50ccレジャーバイク。当時、原付レジャーバイクの市場が日本に出来上がりつつあり、このトレンドにスズキも乗ろうと輸出用のトレールホッパーを国内向けに仕立てて投入したのでした。ライバルはズバリ、原付レジャーバイクというカテゴリーを創出したホンダのモンキー。しかし結果は惨敗。馬力も機能もデザイン性も、モンキー以上のモノがあったのに当時のライダーに受け入れられず、わずか2年足らずで消えてしまいました。

燃料タンクはユニークなポリエチレン製
燃料タンクはユニークなポリエチレン製

凝った造りのホッパー50

エンジンは2ストローク50ccで自動遠心式3速ミッションを搭載し、4ストローク50ccのモンキーを超える最高出力3馬力を発生。ハンドルはモンキーと同じく折り畳み式でしたが、ホッパー50はさらにハンドル高も3段階に調整でき、シート高も調整可能。そして当時のモンキーのリアサスがまだリジッドサスだったのに対し、ホッパー50は鋼管スイングアームとツインショックを装備するなど、モンキーより凝った造りでした。加えて、バッタ(ホッパー)をイメージしたそのスタイルは、いま改めて見てもポップでお洒落!

3馬力の2ストローク50ccエンジンを搭載
3馬力の2ストローク50ccエンジンを搭載

残念ながらウケなかった

バックボーンフレームに挟まれた燃料タンクがポリエチレン製というのもユニークでした。また、バイクを横積みしてもガソリンやオイルが漏れない構造になっていて、これはクルマに積んでキャンプ場などに持って行けるというレジャーバイクならでは造り。ただ当時、こういったレジャーバイク本来の使い方をするお洒落なライダーやドライバーは日本にそれほど多くなかったと思います。普段の足としては、ローギアードだったし、直進安定性も悪かったので、正直ホッパー50は使いにくい原付。このあたりがいまいちウケなかった要因なのかも知れません。

そう言われればどことなくバッタに似ている
そう言われればどことなくバッタに似ている

あなたはホッパー50を知ってた?

そうはいっても、ホッパー50は見るからに遊び心満載で、思わず所有したくなる魅力いっぱい。売れなかったのはモンキーがあまりにも強敵過ぎた、ということでしょう。ちなみに、スズキは1979年にもモンキーに対抗してレジャーバイクのエポを投入しましたが、こちらも歯が立ちませんでした。短命に終わってしまったホッパー50・・・今ではその名前すら知らないライダーも多くなってしまいましたが、日本のバイク史の中でひっそりと記録されているこのスズキのレジャーバイクのこともどうぞ記憶に留めておいて下さい。