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SUZUKI ジェンマ250

2019年10月1日 更新


近未来的フォルムの250ccスクーター

完成度の高いデザイン。登場するのが10年早かったかも知れない
完成度の高いデザイン。登場するのが10年早かったかも知れない

ジェンマ250

・水冷4ストロークOHC単気筒エンジン・排気量249cc・最高出力22ps/7,500rpm・最大トルク2.2kg-m/6,000rpm・車重210kg・2008年モデルのメーカー希望小売価格¥639,000〜¥649,000(税抜本体価格)


左右非対称のヘッドライト、こんなの見たことない
左右非対称のヘッドライト、こんなの見たことない

モーターショーで注目されてデビュー

ジェンマ250は、2008年に登場したスズキの250ccスクーター。2007年の東京モーターショーで発表され、その近未来的なフォルムのショーモデルに誰もがワクワクしました。そして翌年、そのままのカタチでジェンマ250が市販されたのも驚きましたが、いざ発売されてみると思ったよりもずっと反響が小さく、そしてセールスも低迷してしまったのにびっくり。当時はまだビッグスクーターブームの最中だと思っていたのですが、思い返せばこの時、すでにブームは下り坂を迎えていたのかも知れません。

車体と同色のカバーで覆われた特異なマフラー
車体と同色のカバーで覆われた特異なマフラー

コンセプトはフルフラット2シーター

タンデムシートが低く設定され、2つのシートがほぼフラットな繋がりのジェンマ250。これで2人乗りで楽しく街の中をクルーズできるというコンセプトでした。実際、2人乗りでも低重心で安定して走れたし、ライダーとタンデムライダーの頭の高さが同じということで、声がよく聞こえて会話も楽しめました。ただ、シートを低くしたためにシート下にトランクスペースが作れず、シート前方に設置された小さなラゲッジスペースにはフルフェイスヘルメットも入れられなかったです。それにリアシートも物を積みにくいデザインで、もう荷物は諦めるしかなかった感じ。

シート前に小さなラゲッジスペース
シート前に小さなラゲッジスペース

一般ウケしなかったジェンマ250

また、近未来的フォルムのジェンマ250は、当時トレンドだったビッグスクーターの定番カスタムが自由にできなかったのも一般ウケしなかった要因。そして何より、ジェンマ250は当時人気のスカイウェイブ250Sよりも高額だったので、あえてジェンマ250を購入しようというライダーは限られてしまいました。結局、パッとしないまま2012年に生産中止。ちなみに、ジェンマ250はバンク角が浅くてコーナーリングは不得意でしたが、乗り心地の良いサスペンションとロー&ロングな車体で、街なかをクルージングするのは本当に楽しかったです。

ムードはAKIRA(漫画)の金田バイク!
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あらためて今、ジェンマ250を見直すと・・・

ビッグスクーターブームが去って久しいですが、このジェンマ250なら乗ってみたいというライダーは多いのではないでしょうか。こんな近未来的フォルムのスクーターは唯一無二。当時も交差点で止まると回りからジロジロと見られましたが、いまジェンマ250で街を流したら、「なんだあの乗り物は!」と、注目を浴びること請け合いです。この目立ち度はもしかしたら新型KATANAより上かも・・・。販売台数が多くなかったため中古市場にもほとんど出回っていませんが、程度の良いジェンマ250を見つけたら要チェック。バイク史の中に埋もれさせるには惜しい1台です。