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KAWASAKI ZXR250

2017年7月1日 更新


カワサキの本気、初の250cc4気筒レーサーレプリカ

カワサキワークスのようなカラーリング。倒立フロントフォークも奢られていた
カワサキワークスのようなカラーリング。倒立フロントフォークも奢られていた

ZXR250

・水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒エンジン・排気量249cc・最高出力45ps/15,000rpm・最大トルク2.6g-m/11,500rpm・車重144kg・1989年モデルのメーカー希望小売価格¥577,000(税抜本体価格)


アルミフレームに4気筒エンジンを搭載
アルミフレームに4気筒エンジンを搭載

ライバル車たちと同等以上の過激な装備でデビュー

1989年に登場した「ZXR250」は、カワサキ初となる250cc4気筒エンジンを搭載したレーサーレプリカモデル。当時はレーサーレプリカ大ブーム時代で、それまでGPZ250RやGPX250Rといった大人しめの2気筒モデルをリリースしてきたカワサキも、CBR250RRやFZR250、そしてGSX-R250に対抗すべく、ついに本気の250cc4気筒モデルを投入したわけです。最後発となったZXR250ですが、E-BOXというアルミフレームに、量産250ccロードモデル初の倒立フロントフォークも装備し、さらにK-CASとK-RASというシステムまで組み込んで気合十分。

前期型は丸目の2灯ヘッドライト仕様
前期型は丸目の2灯ヘッドライト仕様

やる気いっぱいのレーシ−なスタイル

ZXR250をタダモノではなく見せるタンク上のジャバラ状のインテークホースが迫力。これがK-CAS(カワサキクールエアシステム)で、フレッシュエアをエンジンヘッドに当てて、高回転時の熱ダレを防ぐ仕組み。効果はあまり感じられなかったようですが、両方のハンドルスイッチを覆い隠すほどの存在感あるインテークホースにライダーもついその気に・・・。そしてカウルサイドのインテークからエアクリーナーボックスに直接つながるのがK-RAS(カワサキラムエアシステム)。この時代の250ccにラムエアを採用していたのがすごい。

倒立フォークにダブルディスクを装備
倒立フォークにダブルディスクを装備

タコメーターのレッドゾーンは19,000回転から

最高出力は当時の自主馬力規制上限いっぱいの45馬力で、12,000回転以上回すと、胸のすくようなエキゾーストサウンドでライダーを最高にワクワクさせてくれました。そして実際に速い! ほとんど2ストロークレーサーレプリカ並みの加速が味わえました。ちなみに、クロスミッション、大径キャブ、伸・圧減衰調整機構を装備したリアサスが最初から組み込まれたZXR250Rも同時にラインナップされ、SP(スポーツプロダクション)レースのベース車としても選ばれていました。ZXR250はレーサーレプリカというより、保安部品を取ればそのままSPレーサーという雰囲気・・・当然のように大ヒットしました。

K-CASのホースでハンドルスイッチが見えない
K-CASのホースでハンドルスイッチが見えない

最新バイクも敵わない当時のレーサーレプリカ

ZXR250はその後、1991年にスラントノーズタイプのカウルにスタイルチェンジし、1993年には馬力規制で40馬力にダウン。そして1995年に絶版となりましたが、このZXR250のエンジンはネイキッドモデルのバリオスに受け継がれていきました。現在、250ccクラスはニンジャ250をはじめ、YZF-R25、CBR250RRなどのフルカウルのレーサーレプリカモデルが人気となっていますが、最新のCBR250RRでも敵わないパワーと速さを持っていたZXR250・・・できればもう一度現代に蘇って欲しいバイク史の中の1台です。