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YAMAHA RZ250R

2017年9月1日 更新


名車RZ250の進化形

TZゆずりのダブルクレードルフレームにビキニカウルを装着。これがRZの進化形
TZゆずりのダブルクレードルフレームにビキニカウルを装着。これがRZの進化形

RZ250R

・水冷2ストロークピストンリードバルブ並列2気筒エンジン・排気量247cc・最高出力43ps/9,500rpm・最大トルク3.4g-m/8,500rpm・車重145kg・1983年モデルのメーカー希望小売価格¥399,000(税抜本体価格)


YPVS(ヤマハパワーバルブシステム)を装着
YPVS(ヤマハパワーバルブシステム)を装着

初代から8馬力アップのRZ250R

1983年に登場したRZ250Rは、1980年に衝撃的なデビューを果たし、大ヒットモデルとなったRZ250の後継機。水冷化することでそれまで消えゆく運命だった2ストロークバイクを復活させた初代・RZ250でしたが、1983年にホンダが40馬力のMVX250Fを発売したりして、35馬力のRZ250は次第に色あせた存在に・・・。そんな時に投入されたのがこのRZ250Rというわけです。新たに排気デバイスのYPVSが採用され、最高出力は43馬力にアップ。足回りもフロントブレーキがダブルディスク化され、リアブレーキもディスク化。そして初代のモノクロスサスがリンク式リアサスに進化していました。

新幹線カウルといわれたビキニカウル
新幹線カウルといわれたビキニカウル

バリバリのレーサーレプリカスタイルではなく

フレームもステアリングヘッドからスイングアームピボット部を直線的に結ぶタイプに変わり、そこにハンドルマウントのビキニカウルを装着。前後18インチホイールと20リットルのガソリンタンクと相まって、RZ250Rは250ccバイクとは思えない大柄なスタイルでなかなかの迫力でした。ただ、同年、レーサーレプリカの元祖・RG250Γがリリースされ、翌1984年にはNS250RやKR250が続き、ライバル達がどんどん過激なレーサースタイルになっていくと、RZ250Rはやや大人しめのモデルという位置付けに・・・。

メーター回りは十分レーサーレプリカ的
メーター回りは十分レーサーレプリカ的

乗りやすく、そして速いRZ250R

初代の欠点を無くすということで開発されたRZ250Rは、YPVSのおかげで低速トルクが出て、かなり乗りやすくなっていました。そのため、じゃじゃ馬だった初代のようなインパクトをライダーたちに与えられなかったのは確かですが、性能的には明らかに進化していて、サーキットからストリートまで気持ち良く走れる楽しい1台として評価は高かったです。その後、過激なライバル達に対抗するため、ヤマハは1985年に本格的なレーサーレプリカであるTZR250を市場に投入し、これが大ヒット。RZ250Rは完全にレーサーレプリカ枠から外れてしまいました。

今見ると、丸型ヘッドライトが新鮮
今見ると、丸型ヘッドライトが新鮮

もっと評価されていい出来の良いモデル

TZR250が発売されてもRZ250Rは作り続けられ、常にコアなファンを獲得。革ツナギでなくても似合い、ストリートでも速い2ストロークバイクというのがカッコ良かったです。RZ250Rは、ハーフカウル化やネイキッド化といったモデルチェンジを受けつつ、1988年の最終型で生産終了。当時は毎年のように新型が投入される時代でしたから、RZ250Rはけっこう息の長いモデルだったといえます。名車RZ250の陰に隠れてインパクトが薄かったとはいえ、RZ250Rは初代を正常進化させた出来の良いモデル・・・これもまた名車と呼んでいいバイク史の中の1台でしょう。