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HONDA NS-1

2018年8月1日 更新


高性能と便利さを兼ね備えた名車

NSR250R風のフルカウルでキメたNS-1。50ccクラスを超えた車格があった
NSR250R風のフルカウルでキメたNS-1。50ccクラスを超えた車格があった

NS-1

・水冷2ストロークピストンリードバルブ単気筒エンジン・排気量49cc・最高出力7.2ps/10,000rpm・最大トルク0.65kg-m/7,500rpm・車重101kg・1991年モデルのメーカー希望小売価格¥279,000(税抜本体価格)


従来の燃料タンクの位置にトランクが・・・
従来の燃料タンクの位置にトランクが・・・

スポーツバイクなのにメットイン

NS-1(エヌエスワン)は、1991年に登場したホンダの50ccモデル。先代であるNS50Fの水冷2ストローク単気筒エンジンを搭載し、NSR250R風のフルカウルと、前後17インチの大径ホイールを装備したいわゆるフルサイズの50ccスポーツです。そして最大の特徴はなんといっても50ccスポーツ初のメットイン機能の存在。NS-1は従来の燃料タンク位置に容量24Lのトランクを内蔵し、ここにフルフェイスヘルメットや小荷物が入るというユニークな構造になっていました。ちなみに燃料タンクはシート下。

高性能と便利さの融合。これはユニーク
高性能と便利さの融合。これはユニーク

若い原付免許ライダーにアピール

NS-1のスタイリングは50ccのレーサーレプリカといったイメージでまとめられ、最高出力も当時の自主規制の上限である7.2馬力。フレームもツインチューブで走りの戦闘力は一級品でした。なのに普段使いに便利なメットイン機能があるのは余計なお世話というか、せっかくの高性能スポーツのイメージが損なわれる気もしました。しかし、NS-1は30万円近い高額だったにもかかわらず大ヒット。結局、50ccを普段の足として使う若い原付免許ライダーにとっては、高性能も魅力だし、便利さもまた同じく魅力的な要素だったわけです。

リアカウル上面に燃料タンクの給油口
リアカウル上面に燃料タンクの給油口

幅広い用途で楽しめたのが大ヒットの要因

当時ミニレーサーレプリカのNSR50も発売されていましたが、同等のパワーを誇るNS-1はサーキットに持ち込んでも速かったです。当然、峠を攻めても楽しかったですし、通勤、通学、買い物に使ってもメットインで便利。そしてフルサイズの車体でツーリングだってOK、ということで、レーシーなスタイルに似合わず幅広い用途で楽しめたNS-1。だからこそ、多くの原付免許ライダーに支持されたのだと思います。これがもし、NSR50のような過激なミニレーサーレプリカに特化していたら、ユーザー層はかなり絞り込まれていたはず。

若い原付免許ライダーが憧れたNS-1
若い原付免許ライダーが憧れたNS-1

バイクの楽しさを教えてくれた1台

NS-1は1995年に400ccレーサーレプリカのRVFをイメージしたデュアルヘッドライトを装備してマイナーチェンジ。この頃にはレーサーレプリカブームが下火になってくるのですが、1997年頃から、NS-1はシックな単色のカラーにチェンジして相変わらずの高人気をキープ。そして1999年に環境規制により惜しまれながらも生産終了に・・・。振り返ってみれば、NS-1でライダーデビューをし、そしてバイクの様々な楽しさを知ったというライダーはかなり多かったと思います。高性能と便利さを兼ね備えたNS-1、バイク史の中で名車とすべき1台でしょう。