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SUZUKI GSX750S刀 3型

2019年6月1日 更新


いま見直したい、3型カタナ

リトラクタブルヘッドライトとビルトインウインカーが3型カタナの特徴的なデザイン
リトラクタブルヘッドライトとビルトインウインカーが3型カタナの特徴的なデザイン

GSX750S刀 3型

・空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒エンジン・排気量747cc・最高出力77ps/9,000rpm・最大トルク6.4kg-m/7,500rpm・車重212kg・1984年モデルのメーカー希望小売価格¥699,000(税抜本体価格)


バイク初採用のリトラクタブルヘッドライト
バイク初採用のリトラクタブルヘッドライト

スズキ社内デザインの3型カタナ

GSX750S刀 3型は1984年に発売された750ccモデル。この2年前にデビューした初期型のGSX750S刀は、あのGSX1100S刀のデザインを受け継いで国内発売されましたが、逆輸入の「本物」の1100カタナが簡単に買えたので、スケールダウンされた750カタナをわざわざ選ぶライダーはそれほど多くありませんでした。そこでこの1984年発売の通称3型カタナでは、ターゲットデザイン社が創り出した1100カタナのデザインを捨て、スズキ社内でデザインした新しい750カタナにして勝負をかけたわけです。

スズキ自慢のフルフローターサスペンション
スズキ自慢のフルフローターサスペンション

先進の格納式ヘッドライトを装備

目立つのはなんといってもリトラクタブルヘッドライト。当時はクルマの世界でもこれが流行っていました。ヘッドライトカバーにKATANAの文字が鏡文字で記してあるのもニクイ点で、バックミラーの中で正転して読める文字で、後ろからぐんぐん近づいてくるバイクがカタナであることを大いにアピールしたわけです。しかし、この3型カタナのデザインは、登場した途端に大不評。改悪だとか、これはカナタじゃないだとか、ひどい言われようで、セールスも低迷。1100カタナのデザインをさらに現代的にした意欲作だったのに、結局空振りに・・・。

PDF機構付きのフロントフォークを装備
PDF機構付きのフロントフォークを装備

性能は3型カタナでかなり進化

新設計された3型カタナのエンジンは小型・軽量で、5馬力アップの最高出力77馬力を発生。そして当時の自主規制上限のパワーを持つこのエンジンをL-BOXと呼ばれるスチール製角パイプフレームに搭載し、さらに、進化型アンチノーズダイブのPDF機構付きフロントフォークと、リンク式モノサスのフルフローターサスペンションを装備して、性能的には3型カタナは確実に初期型を超えていました。実際に3型カタナに乗ってみると、5速ミッションの扱いやすいエンジンと優秀な足回りで、気持ち良くハイスピードツーリングが楽しめました。

これが3型カタナのコックピット
これが3型カタナのコックピット

見直したい3型カタナのデザインと評価

優秀なナナハンだったにも関わらず、そのデザインが当時のライダーに受け入れられなかった3型カタナですが、実は最近、1100カタナの衝撃のデビューを知らない若いライダーから意外なほど高評価を受けています。旧車なのに、この現代的かつ独創的なデザインが素晴らしいとのこと。そういえば、2019年新型「KATANA」のデザインを見た後で、あらためて3型カタナを見直してみると、「あれ、案外イケてる」と感じるライダーもきっと多いハズ。日本市場でも新型KATANAが発売開始されたいま、これから3型カタナの評価が変わるかも知れません。